今回の地震を受け、改めて家具の安全について考えました
このたびの熊本県を中心とした地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
避難生活やライフラインの影響などにより、今なお普段どおりの生活を送ることが難しい皆様に、一日も早く穏やかな日常が戻りますことを心よりお祈り申し上げます。
今回の地震では、福岡県大川市でも震度5弱を観測しました。幸いにも弊社では展示小物が一部落下した程度でしたが、改めて「家具は暮らしを豊かにする一方、設置方法によっては危険にもなり得る」と実感しました。
●家具を固定する本当の理由
家具を固定する目的は「家具が倒れないようにすること」だけではありません。地震で本当に怖いのは、家具が倒れて避難経路をふさいでしまうことです。夜間に停電した状態では、倒れた家具が逃げ道を塞ぎ、避難を困難にすることがあります。 また、家具本体が倒れなくても、食器や本などの収納物が飛び出したり、ガラスが割れたりして思わぬケガにつながる場合もあります。 家具を固定することは、家具を守るためではなく、ご自身やご家族の命を守るための備えでもあります。
消防庁のサイトでも、家具の固定の大事さが記載されてます。
詳しくお知りになりたい方は
消防庁のサイト
をご覧ください。
●食器棚は特に注意したい家具です
住宅の中でも、特に注意したい家具が食器棚です。背が高く、本体自体も重量があります。さらに中には陶器やガラス製品など重い物が収納されているため、地震の際には大きな力が加わります。
食器棚を見直す際は、次の点を確認してみてください。
- 家具は壁や天井に適切に固定されているか
- 扉が不用意に開く構造ではないか
- 重い食器を上段に収納していないか
- 家具全体の重心は安定しているか
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
●引き戸だから安心、とは言い切れません
「引き戸なら地震でも安全ですよね?」というご質問をいただくことがあります。確かに、開き戸に比べて収納物が飛び出しにくい場合もありますが、「引き戸だから絶対に安全」というわけではありません。
重要なのは、
- 家具全体の安定性
- レールや扉の構造
- 収納方法
- 家具の固定方法 を総合的に考えることです。
引き戸の特徴や耐震ラッチについては、こちらでも詳しくご紹介しています。
●耐震ラッチは必要?
耐震ラッチとは、大きな揺れを感知すると扉をロックし、収納物の飛び出しを抑える仕組みです。必ずしもすべてのご家庭に必要というわけではありませんが、食器棚・書棚・ガラス扉の家具などでは安心につながる設備です。現在お使いの家具でも後付けできる場合がありますので、一度確認されることをおすすめします。
●私たちが考える「地震に強い家具」
残念ながら、「絶対に倒れない家具」はありません。建物の構造や床の状態、設置場所、収納物の重さ、そして地震の揺れ方によって結果は変わります。私たちが考える地震に強い家具とは、
- 安定した構造であること
- 適切に固定しやすいこと
- 収納物が飛び出しにくいこと
- 長く安心して使える品質であること
こうした条件を備え、万が一の際にも被害を少しでも減らせる家具です。
●今、ご自宅で確認していただきたいこと
ぜひこの機会に、次の点をご確認ください。
- 背の高い家具は固定されていますか。
- 食器棚の上段に重い食器を収納していませんか。
- 家具が避難経路を塞ぐ配置になっていませんか。
- 扉や引き出しは確実に閉まりますか。
- ガラス扉には飛散防止対策がありますか。
数分でできる確認が、ご家族の安心につながります。
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【この記事を書いた人】
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)
株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士
家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。2003年に改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ低ホルムアルデヒド建材の重要性を感じた。 2005年退職後4か月のヨーロッパ放浪。2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」
という思いから、2006年に大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。
2019年 経営革新認定
2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設
2024年 創立10周年式典開催・越境EC向けに世界へボカン株式会社と提携





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