「こんな家具が欲しい」をそのまま相談。大川家具AIコンシェルジュを始めました
家具をネットで探していて、こんな経験はないでしょうか?
「幅90cmくらいのチェストが欲しい。でも奥行は45cm以下じゃないと置けない」
「85インチのテレビを買ったけど、どのテレビボードを選べばいいんだろう?」
「この家具、あと5cm小さければ置けるんだけど……サイズ変更できないかな?」

家具屋をやっている私たちからすると、こういうご相談は珍しくありません。
でも、ネットショップで家具を探そうとすると、これが意外と難しいんですよね。
そこで今回、大川家具ドットコムに「大川家具AIコンシェルジュ」という新しい家具検索機能を追加しました。
希望を文章で入力すると、AIが家具を探します
使い方は難しくありません。
たとえば、
「幅90cmくらい、奥行45cm以下のチェストが欲しい」
と、そのまま入力してください。
AIが条件を読み取り、大川家具ドットコムの商品の中から、条件に近い家具を探して提案します。
検索窓に「チェスト」と入れて、カテゴリーを選んで、幅を確認して、奥行を確認して……という探し方ではなく、家具屋さんに相談するような感覚で探せるようにしたかったのです。

なぜ、こんな機能を作ったのか?
大川家具ドットコムには1,000点以上の家具があります。
商品が多いこと自体は、お客様の選択肢が増えるのでいいことだと思っています。
ただ、家具の場合は「たくさんあれば選びやすい」とも限りません。
幅、奥行、高さ、素材、色、収納量、テレビの大きさ、設置場所……。
家具を一つ選ぶだけでも、確認する条件が結構あります。
私自身、家具の仕事を長くしていますので、商品を見れば「この条件なら、あの商品かな」とある程度頭に浮かびます。
でも、それをお客様にも求めるのは違うな、と以前から感じていました。
お客様が知りたいのは商品番号でも家具業界の専門用語でもなく、
「うちに置ける家具はどれ?」
ということなんですよね。
だったら、そのまま聞けるようにした方がいい。
そこから今回のAIコンシェルジュを作りました。
普通の商品検索と少し違うところ
大川家具AIコンシェルジュは、大川家具ドットコムの商品情報だけを単純に検索する仕組みではありません。
これまで私たちがお客様からいただいてきたお問い合わせや、社内に蓄積してきた商品情報なども参考にしながら回答します。

そのため、
「このサイズに近い商品は?」
といった検索だけでなく、
「もう少し幅を小さくできる?」
「こういう使い方はできる?」
など、商品ページのサイズ表だけでは判断しにくいことについても回答できる場合があります。
特に大川家具は、工場によってはサイズ変更や別注加工ができる家具があります。
検索条件から少し外れているだけで、本当は希望に合う家具なのに候補から外れてしまう。
これは、もったいないなと思っていました。
AIを使うことで、そういった商品まで見つけやすくできればと思っています。
例えば、こんな相談ができます
「幅90cmくらい、奥行45cm以下のチェストを探しています」
「85インチのテレビを置けるテレビボードはありますか?」
「高さ80cmくらいで、ウォールナットの収納家具が欲しい」
「ロボット掃除機が下を通れるチェストはありますか?」
「幅120cm以内でサイズ変更できる家具を探して」
こんな感じです。

きれいな文章にする必要もありません。
普段、家具屋さんに聞くような言葉で入力してみてください。
AIだけで家具選びを完結させようとは思っていません
ここは大事なので、あえて書いておきます。
AIコンシェルジュの回答が100%正しいとは限りません。
商品仕様が変更されていたり、別注できる範囲が工場の状況によって変わったりすることもあります。
ですので、最終的なサイズや仕様については、商品ページをご確認いただくか、大川家具ドットコムまでお問い合わせください。
「それなら最初から人に聞けばいいのでは?」
と思われるかもしれません。
それでもいいんです。
ただ、
「問い合わせるほどではないけど、ちょっと聞いてみたい」
「夜に家具を探していて、今すぐ候補だけ知りたい」
「そもそも、どういう家具を探せばいいのか分からない」
そんなときの最初の相談相手として、AIが役に立つのではないかと思っています。
AIで候補を探して、分からないところは私たち人間に聞く。
そのくらいの使い方が、今のところ一番いいんじゃないかなと思っています。

家具を「検索する」から「相談して探す」へ
ネットショップを始めた頃は、カテゴリーを細かく分ければ家具は探しやすくなると思っていました。
その後、幅から探せるようにしたり、素材から探せるようにしたり、いろいろ改善してきました。
それでも、お客様からいただくお問い合わせを見ていると、
人が家具を探すときの条件は、検索項目ほど単純ではない
と感じます。
「幅90cm」だけではなく、
「幅90cmくらいで、奥行は45cm以下。できれば木製で、子どもがいるから角があまり尖っていないもの」
みたいな感じです。
むしろ、こちらの方が普通ですよね。
今回のAIコンシェルジュは、そんな人間らしい家具の探し方に、ネットショップ側を少し近づける試みでもあります。
まだ始めたばかりなので、うまく答えられない質問もあると思います。
それでも、皆さんにいろいろ質問していただきながら、少しずつ「家具を探しやすい家具屋」にしていければと思っています。
ぜひ、
「こんな家具が欲しいんだけど」
から気軽に話しかけてみてください。
【この記事を書いた人】
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)
株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士
家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。2003年に改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ低ホルムアルデヒド建材の重要性を感じた。 2005年退職後4か月のヨーロッパ放浪。2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」
という思いから、2006年に大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。
2019年 経営革新認定
2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設
2024年 創立10周年式典開催・越境EC向けに世界へボカン株式会社と提携



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