Sty基準とは?見える部分はすべて天然木・F☆☆☆☆で“上質”を可視化

 

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Sty基準とは?見える部分はすべて天然木・F☆☆☆☆で“上質”を可視化

「大川家具って聞くけど、本当に上質なの?」――そんな声に、私たちは“基準そのもの”で答えます。

大川家具ドットコムは、上質で長く使える家具を見分けやすくするための独自認定「Sty基準」の運用を開始しました。本記事では、Sty基準の背景・考え方・チェック項目をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  1. Sty基準が生まれた理由(産地事情とお客様の声)
  2. “5つのチェック項目”で何を見ているか
  3. 強度に関する誤解と、Sty基準が重視する「質感」
  4. 認定マーク・商品タグの見方と探し方

なぜSty基準が必要だったのか

大川は日本有数の家具産地です。しかし、同じ「大川家具」と言っても、メーカーや製法によって品質や作りの丁寧さには幅があります。量産・コスト重視の製品もあれば、職人が一つひとつ精度を測りながら仕上げる製品もある――それが実情です。

また、大川地区で作られてない家具や輸入家具も店舗名に「大川」がついているので、大川地区で作られた家具。
と勘違いされてれる方もいる状況です。

この“品質幅”があるから、選ぶときに迷いやすい。私たちの元には、他社製品との問い合わせの混同や「どれを選ぶべきか分からない」という相談が増えていました。そこで、お客様が直感的に判断できる“本当の大川家具の上質のものさし”としてSty基準をつくりました。

●強度についての大切な補足
側面にプリント合板を用いるなど、コストを抑えた家具も市場にはあります。これらは強度の面でSty基準と同等である場合があります。Sty基準が重視するのは、強度に加えて見える部分がすべて天然木であること、そして仕上げの美しさや質感です。

 

Sty基準の「5つのチェック項目」

Sty基準は社内ルールではなく、お客様が“長く使える上質”を選ぶための公開基準です。次の5点を満たしたものを「Sty基準家具」として認定します。

1) 産地

大川市および周辺で作られた家具のみを対象(大川家具工業会所属もしくは大川市役所より半径10Km以内)。

 

2) 素材

外から見える範囲はすべて天然木(無垢材または突板)。プリント合板や化粧板は扉内部・壁につける面・目線以上の上部のみ使用。

 

3) 安全

低ホルムアルデヒドF☆☆☆☆規格。ご家族みんなが安心して使える基本を守ります。

 

4) 品質

「長く愛着を持って使える」仕上がりであること。これまでの製品完成を自ら確認し、一定以上の品質を持っていると認めた製品だけを扱います。

 

5) 配慮

不正木材の不使用、環境や人への配慮。ものづくりの持続性も評価に含めます。

 

認定マークと商品タグの見方

Sty基準を満たす製品には、商品ページの買い物カゴ近くにSty基準マーク(丸型/角丸バッジ)を表示します。商品一覧では写真下に小さめのバッジを掲出し、探しやすさを高めています。

表示例:Sty基準マーク。サイトの背景に合わせて丸型/角丸バッジを使用。

代表より

お客様が迷わず安心して選べること、そして大川で真面目に良い家具を作っている職人の技を次世代につなぐこと。Sty基準は、その二つを両立させるための仕組みです。強度の安心に、天然木の質感と仕上げの美しさを重ね、適正価格で長く使える循環をつくっていきます。

―― 大川家具ドットコム 代表 堤 太陽

よくある質問

Q. Sty基準と一般の大川家具は何が違いますか?

A. 産地はどちらも大川ですが、Sty基準は見える部分がすべて天然木であること、F☆☆☆☆、安全性、仕上げ精度などをまとめて満たした「上質の線引き」を行います。

Q. プリント合板の家具はダメなの?

A. いいえ。コストを抑える合理的な選択肢ですし、強度面は同等である場合がほとんどですし、Sty基準でも扉内部など目立たない部分はコストを下げるためにプリント合板の使用もOKにしています。

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