木の木目について改めて考えさせられました
昨夜、大阪展示会1日目が終わった後に、
以前からお付き合いのある大阪のデザイナーさんたちと飲むことになりました。
飲みの場はあるイラストレーターさんの個展のオープニングパーティーからの流れだったみたいで、
20名弱の中に招待されたような形です。
そのイラストレーターさんも紹介してもらったのですが、
家具関係というと、木にも興味を持たれていて、
木目は1年1年の重なりでできていくんですよね~
とおっしゃったのです。
それは、小さいときから学んでみんな知っていることなのですが、
私は目から鱗が落ちました。
家具に長いこと携わっていると、そういう当たり前のことを忘れてしまっていて、
この木は木目が多いからすっきりしてない。とか、
節があるから節無しの材を使いたいとか、
木目をテクスチャーとしてしか見ていなかったのです。
昨日、改めて木目について考えさせられました。
早速、今展示中のウォールナットバーカウンターの木目を数えたら20の木目が
このカウンターの木は最低でも20年分の季節を繰り返してこの木目を作っているのだな~
と改めて感じさせられました。
こういうのを感じるのは人工印刷で作った木目では全く感じられないことです。
実際は木の一部を切っているだけなので、もっと多くの年月をかけてこの木が生育したと思います。
それを思うと家具を使い捨てにしようなんてとても思えないです。
昨日は本当に面白い集まりでした。
同業種だとこんな話は全くでないので、本当に異業種の方と話すのは好きです。
【この記事を書いた人】
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)
株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士
家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。2003年に改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ低ホルムアルデヒド建材の重要性を感じた。 2005年退職後4か月のヨーロッパ放浪。2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」
という思いから、大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。2019年 経営革新認定
2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設