木の木目について改めて考えさせられました

昨夜、大阪展示会1日目が終わった後に、
以前からお付き合いのある大阪のデザイナーさんたちと飲むことになりました。

飲みの場はあるイラストレーターさんの個展のオープニングパーティーからの流れだったみたいで、
20名弱の中に招待されたような形です。

そのイラストレーターさんも紹介してもらったのですが、
家具関係というと、木にも興味を持たれていて、
木目は1年1年の重なりでできていくんですよね~
とおっしゃったのです。

それは、小さいときから学んでみんな知っていることなのですが、
私は目から鱗が落ちました。

家具に長いこと携わっていると、そういう当たり前のことを忘れてしまっていて、
この木は木目が多いからすっきりしてない。とか、
節があるから節無しの材を使いたいとか、
木目をテクスチャーとしてしか見ていなかったのです。
DSC07877
昨日、改めて木目について考えさせられました。
早速、今展示中のウォールナットバーカウンターの木目を数えたら20の木目が
DSC07876

このカウンターの木は最低でも20年分の季節を繰り返してこの木目を作っているのだな~
と改めて感じさせられました。
こういうのを感じるのは人工印刷で作った木目では全く感じられないことです。
実際は木の一部を切っているだけなので、もっと多くの年月をかけてこの木が生育したと思います。
それを思うと家具を使い捨てにしようなんてとても思えないです。
DSC07879
昨日は本当に面白い集まりでした。
同業種だとこんな話は全くでないので、本当に異業種の方と話すのは好きです。