ナゼ国産家具なのか? 1、日本の産業空洞化を抑止したい
近年は製造コストが安いからと、中国や東南アジアでの製造を加速している製造業界。
製造技術やスキルをどんどん輸出し日本の産業空洞化が進んできています。
ただ、こういった施策は、自社の利益を生むかもしれませんが、日本から職人が減ったり、
職人の働く場所がなくなったりして、日本の強みがどんどんなくなってきています。
そういった世の中の流れで、電化製品や家具も中国製や東南アジア製が多くなってきていますが、
近年は他国へ渡った日本の技術者が素晴らしい製品を生み出しても、日本の利益には全くならなくなっています。
日本の素晴らしい技術者が他国の利益に貢献している。
だから、日本の技術を持った小さな町工場がどんどん少なくなっていき、
中国などで作らせるところが多くなってきています。
でも、私たち「大川家具ドットコム」は、日本の職人にこだわり、日本の町工場を応援します。
特に、私が生まれ育った町、福岡県大川市はかつて家具産業でにぎわっていました。
20年前は市内に約580あった事業所が、平成26年には100事業所と大幅に減りました。
(大川インテリア振興センター資料より)
この減った中には自然減もあるでしょうが、手に職を持った職人も家具を作ることができなくなっているのです。
でも、室町時代から続く「大川家具」長い間家具製造に関わってきた技術を途絶えさせるわけにはいきません。
技術が途絶えると、ますます日本の産業空洞化が進むでしょう。
私たちは、日本の工芸文化、これからの技術者を途絶えさせないために、
日本で作られた国産家具だけを取り扱い、日本の産業空洞化抑止に少しでもお役に立てればと思っています。
【この記事を書いた人】
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)
株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士
家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。2003年に改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ低ホルムアルデヒド建材の重要性を感じた。 2005年退職後4か月のヨーロッパ放浪。2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」
という思いから、大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。2019年 経営革新認定
2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設