Amazon 家具の「組み立てサービス」を本格導入か?という記事を見て
先日、AMAZONが(米国の)家具の組み立てサービス事業に乗り出そうとしている話がある。
という記事を読みました。
https://digiday.jp/platforms/amazon-briefing-the-e-commerce-services-war-escalates/
家具もネット通販が増えるにつれ、
いろんなサービスが出てきてます。
低価格帯の家具のネット通販は基本的に送料が安くなるように、バラバラになった状態でお客様宅にお届けし、
お客様で組み立ててもらう。
という形も多いと思いますが、
お客様の中にはうまく組み立てられなかったとか、
組み立てにものすごく時間がかかってしまったとか。
お客様のDIYスキルによってさまざまですし、不安も付きまといます。
そんなお客様に、配送員がお客様宅で組み立てるというのはいいサービスですし、
弊社もベッドやテーブルなど組み立てが容易だったり、
お客様で締め増しが容易なものは、バラバラ状態でお届けしお客様宅で組み上げてます。
ただ、現場組み立てというのはネジなどで組み上げるため、
接合部分がネジのみになるなど、長く使っていくうえで不安要素も出てきます。
定期的に締め増しなどをすればいいと思いますが、
ネジなどは年々緩んでくるので、ぐらつきも大きくなる不安があります。
ベッドやテーブルなどは外部からネジに容易にアクセスできますが、
箱型の家具は引出しを取り出して狭い場所でネジ締めしたりとなかなか簡単にはいきませんので、
基本的には数年で使い切る家具と思っていただいた方が良さそうです。
大川家具ドットコムで取り扱っている箱もの家具(テレビボードやキャビネットなど)は、
すべて国内で組み立てたものです。
工場でしかできない高圧プレスで均等に組み上げて、
接合ダボやあり組やあられ組などの組み方をして、
家具用接着剤で強固に組み上げています。
ですので、家具を長く使っていこうと思っている方は、
現場組み立て家具ではなく、家具工場できちんと組み立てられた家具をお勧めいたします。
【この記事を書いた人】
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)
株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士
家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。2003年に改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ低ホルムアルデヒド建材の重要性を感じた。 2005年退職後4か月のヨーロッパ放浪。2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」
という思いから、大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。2019年 経営革新認定
2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設