油断は禁物
本日も、昨日に引き続き、梱包が多い一日でした。ソファやキッチンカウンターなどの大きな家具も移動させるので、二の腕の筋肉がつきそうです。
仲居の仕事をしていた時は、毎日重いものを運んでいたので、二の腕がムキムキでした。日本酒の一升瓶やお布団も重いのですが、その上会席料理は、一つ一つのお皿が重い。しかも、きちんとした焼き物やホテル特注のお皿が多いため、丁寧に扱わないといけません。あるホテルでは、バックヤードに、一つ一つのお皿の金額を書いた紙を貼っていました。「このお皿を割ったら、何日奉仕働きしないといけないだろう……」と、プレッシャーがすごかったです。日本の会席料理では、前菜、お刺身など、序盤のお料理に高価なお皿が使われていることが多いです。最後の水菓子は、季節のフルーツや一口サイズの甘味が添えてあることが多く、量は全体的に少なめ。そのためか、お皿も、刺身用の特注のお皿に比べれば、安価なものが多い。自然、扱い方も、若干ですが(あくまでも私の場合は)、雑になりがちでした。ちなみに、私は最後のデザートの提供の段階で、油断しすぎて、抹茶ぜんざいをひっくり返したことがあります。料理長に平謝りして「もう一度つくってください」と懇願した時の恐怖は今でも忘れられません。
どんなお仕事でも、慣れた時にミスをしがちなので、私は戒めのためにも、仕事での失敗経験はきちんと記憶にとどめています。ここ数日は梱包の量が多くて大変ですが、家具の到着を楽しみに待っているお客様のためにも、丁寧な作業を心がけていこうと思います。
【この記事を書いた人】
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)
株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士
家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。2003年に改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ低ホルムアルデヒド建材の重要性を感じた。 2005年退職後4か月のヨーロッパ放浪。2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」
という思いから、大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。2019年 経営革新認定
2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設