家具の傷
本日は、小雨が降る中、1歳の男の子を連れたご家族がいらっしゃいました。親子3人で食事をできる大きさのちゃぶ台を探しに来たそうです。ご検討されたアウトレットのちゃぶ台は、多少傷があったので、傷のない正規品もご提案しました。しかし、お客様は「子どもが使えば、いずれ傷は増えていくものだから」と、アウトレットのちゃぶ台をご購入されました。新品の家具を買って、「傷をつけないように」と大切に大切に扱う人もいれば、本日のお客様のように「使っていけば傷は増えて当たり前」と、家具の傷を気にしない人もいる。家具との接し方、付き合い方には、人それぞれの性格や生活習慣の違いが出ておもしろいです。
新しく家具を買う時は、わくわくします。「今日からこのテーブルで食事をしよう」「このチェストにどんな風に洋服をしまおう」家具を買う時に抱く、新しい生活への期待。最初に抱いたその気持ちをずっと忘れずに、一つの家具と長く付き合っていけたらと願います。
たとえば、5年後、10年後。本日のお子様連れのお客様のお家で「このちゃぶ台の脚の傷は、〇〇くんが3歳の時にミニカーをぶつけてできた傷だよ」と、そんな会話を楽しみながら家族仲良くお食事をして頂けたら、とても嬉しく思います。
【この記事を書いた人】
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)
株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士
家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。2003年に改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ低ホルムアルデヒド建材の重要性を感じた。 2005年退職後4か月のヨーロッパ放浪。2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」
という思いから、大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。2019年 経営革新認定
2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設