家具屋さんでのお仕事がはじまりました
初めまして。3月23日から大川家具でアルバイトをしているあゆみと申します。私は昨年一年間、日本の観光地のホテルで働きながら、国内を転々としていました。先月の2月下旬までは、和歌山県の南紀白浜のホテルで仲居をしていました。その後、ホテルのお仕事で貯めたお金で、今月からオーストラリアへ行く予定だったのですが、コロナウイルスの大流行で急遽予定が白紙に。そんなわけで、今は、未練がましくゴールドコーストのビーチを夢にみながら、和歌山の白浜のビーチに残してきた同僚たちのことを心配しながら、地元福岡の家具屋さんでもくもくと家具を梱包する日々を送り始めたところです。
チェストやテレビ台、食器棚などの収納家具の梱包は、配送中に棚板が割れないように、念入りに検品・梱包をしています。私は大川家具の倉庫で仕事することが多いのですが、おとなりにはキッズスペースを併設したショールームがあります。子ども家具はデザインがかわいいものが多く、キッズスペースには、大人の私でもうきうきするおもちゃがたくさん置いてあります。二階には子ども用の二段ベッドも展示して、リアルな子ども部屋も再現しています。私は子どもの頃は、おばあちゃんとお布団を敷いて寝ていたものですが、最近の日本では、子どもの頃からベッドで生まれ育つ子どもさんの方が多いですよね。
お布団は、外国人にはなかなかハードルが高い日本文化の一つだと思います。昨年私が働いた広島の旅館は、全室布団(+マットレス1枚)で、ベッドはいっさいありませんでした。もちろん老舗の旅館として質のいい寝具を使っているため、日本人ならぐっすり眠れる厚みのマットレスです。しかし、海外のご年配のお客様からは「マットレスあと1枚しいて!!これじゃ眠れない!」と言われ、追加のマットレスを取りに布団部屋に走ることもしばしば。中でも、ハワイの約30人の団体ツアーのお客様のお世話をした時には、仲居の同僚たちとマットレスの取り合いになって大変でした。とはいえ、ハワイのお客様はみんな笑顔いっぱいで、朝からアイスクリームをもりもり食べて、エネルギにー満ち満ちていました。私もたくさん元気を貰いました。
ハワイも行きたいなあ。だけどやっぱり、オーストラリアに行きたかったなぁ。
一日でも早く、世間が落ち着いて、皆が安心して海外旅行をしたり、日々ぐっすりと眠れる世の中になりますように。
【この記事を書いた人】
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)
株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士
家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。2003年に改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ低ホルムアルデヒド建材の重要性を感じた。 2005年退職後4か月のヨーロッパ放浪。2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」
という思いから、大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。2019年 経営革新認定
2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設