桐材の漂白について調べてみました

今朝スタッフと桐材を使ったオリジナル商品の話をしていた時、
たまたま目の前の工場の職人さんがいましたので、アドバイスを頂こうと思い、
桐材について聞いてみました。

すると、桐材について詳しく聞いていくうちに、
桐材は色の変化や、焼けが酷いので、
ほとんどが漂白したものを使っている。
家具で使われる桐材の中で漂白して無いものは無いのでは。
とのこと。

そこで、ふと思いました。
一般に漂白って体に悪いイメージがあり、逆に全く漂白をして無い家具を作れば、
漂白などを気にする方に喜んでいただけるのでは?

ということで、早速調査です。

たまたま、目の前の工場に桐材の材料やさんが来ていましたので、
話しを聞いてみました。

すると、
・ほとんどの桐材が中国産で、中国ですでに漂白して日本に来ている。
・漂白は表面の0.5mm程度までしか浸透せずその部分を削ればほとんどなくなる。
・漂白しないと桐材は赤ずんでくる
・そうめんの桐箱などは漂白して無い桐が使われているが、材の厚みが数ミリ
・漂白してない桐材もあるが、ものすごく高価
・中国で漂白しているのは過酸化水素でしている
とのこと。

次に、実際に漂白剤を見せてもらいました。


危険物質って書いていますね。
何か家具業界のタブーに触れているようでワクワクしてました。

これ、今までの家具を否定するようで。

実際にうちのスタッフが薄めた液を手に付けています(自ら)

職人さんや材料屋さんに言わせると、漂白して無い桐の家具なんて、
焼けが酷くてクレームの元。
焼けてると見た目も悪いからクレームの元。
といって全く乗り気ではないし、突拍子もないものみたいですが、
私は、もし漂白剤が体に悪いものだとすると、
漂白していない桐の家具はニーズはあると思っていました。

これは、家具業界を変えてしまう発見かな~
とも思ってました。

事務所に帰って調査開始です。
まず、漂白には塩素系と酸素系があり、
過酸化水素は酸素系で水のH2OにO元素が一つ多くなったH2O2という元素記号です。
反応する物質によって、強力な酸化剤にも還元剤にもなる特徴を持っているとのことです。

また、高濃度の過酸化水素が皮膚につくとやけどの危険性があるとのこと。
ただ、元素的にHの水素とOの酸素のみなので、
最終的には水と酸素に分解するため環境にやさしく、
乾燥すると無害になるとのことで、中国で行っている漂白処理は無害というのが分かりました。

次に、家具工場でも桐材を削りだすので、
漂白剤の層を削った後は漂白剤なしのむき出しの状態になります。
そこで、家具作成後に再度漂白を行うこともあります。

ですので、家具工場の漂白についても調べないといけません。
そこで先ほどの写真のカラーミン500について調べました。http://www.oshika.co.jp/search/detail/175

これも過酸化水素ということでシロでした。

ということで、桐材を漂白された家具を使用しても、
人体には影響なし。
なので、無漂泊桐材の家具作りはボツとします。

ちなみに、漂白剤を付けたスタッフの手は現在シワシワになっています。
漂白剤付けた直後

付けて10分後

付けて30分後

また、工場で漂白剤に付けた棒は見事に漂白されています。

右端から10センチ位まで漂白剤を付けています。