本州の最南端で、英語を話す

昨日で、大川家具で梱包アルバイトをしていたH先輩が卒業しました。おつかれさまでした!H先輩がいない倉庫は寂しいですが、しっかり跡を引き継ぎます。

とはいえ、こんな雨の日は、薄暗い倉庫に一人こもっていると、寂しいを通りこしてちょっと怖い。いっそ、倉庫にカラフルな絨毯を敷きつめたら、気持ちも明るくなって、仕事もはかどるかも。

たとえば、トルコやペルシャなど中東の国の絨毯は、赤や黄色の鮮やかな糸をふんだんに使って、無数の細かい刺繍を施しているので、見ていて飽きません。トルコと言えば、私が先月働いていた和歌山県の串本町と、トルコのヤカケント町、メルスィン市が友好都市の提携をしています。串本町は、太平洋に面した、本州最南端にある町。岬から真っ青な海を眺めると、水平線がまあるく見えます。以前、串本町をドライブした時に、岬の近くでトルコの雑貨や絨毯を販売するお店を見つけました。青い瞳のダンディーなおじさまが店番をしていたので「英語通じるかな?」と思って、「ハロー!」と声をかけたところ、「ハロー!日本語わかる?」と関西なまりの日本語で返されました。「私、日本人です」と返すと、「ソーリー、韓国の人かと思った」と言われました。面白かったので、彼が絨毯をお外に干しているのを眺めながら、しばらくおしゃべりしました。長い間大阪に住んでいるため、日本語堪能なんだそうです。英語でしゃべってみたい私に、英語半分、日本語半分で、お話相手をして下さいました。しかし、そう言えばトルコは母語英語じゃないよな、と20分くらいして気付いたので、「トルコ語でサンキューってなんて言うんですか?」と聞いてみました。「テルシュッキュル」というそうです。英語にも日本語にもないイントネーションで発音が難しかったんですが、「ティッシュくれー」をイメージして言うとわりと伝わるそうです。

そのお店の前では、2.3メートル四方くらいあるカラフルなトルコ絨毯を、店先の壁や車にひっかけて、日干ししていました。日差しがとてもおだやかで、トルコアイスをおいしく感じた、暖かい日でした。また、本州の最南端のあの場所へ行きたいです。